かずへろのひとりごと

誰も得しないブログ

あけましておめでとうございます

「あけましておめでとうございます」と、新年のご挨拶。

ごくごく当たり前だけど、子供の頃は、その当たり前が恥ずかしかった。

 

三が日に、親戚との集まりでは、

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」

と挨拶をしてまわる。言いたくもないのに、親に言わされる感じ。

言いたくない理由は、本当に恥ずかしいってだけだ。

 

そんな子供の僕も、35歳。

小学1年生の息子と、4歳の娘に、ちゃんと挨拶しなさい!と言っている。

それに対して、恥ずかしそうで、うまく言えない息子と娘。

 

子供だった僕と同じだ。

 

大人になれば、子供だった自分を忘れていく。

だけど、親になってからは、子供たちにしつけをするたびに、

子供だった自分を思い出すようになった。

 

いつか、息子と娘も、

「あけましておめでとうございます」が、

言わないのが恥ずかしいと思えるようになるのだろう。

 

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子供たちはお金がなくてもどこでも遊べる。

それに対して僕たち大人は、すぐに何か道具や施設を探す。

お金がかかることばかり。

 

そんな、コスパ最強の子供たちがうらやましいと思いつつ、

大人になるにつれて、「何もない」ことを退屈だと感じる日が来ると思うと、

ちょっと寂しい気もする。

 

そして、もう一つ寂しいのは、羨ましいと思いつつ、子供たちの輪に

入りたくないと思う僕もいる。

入れないのではなく、入りたくない...

子供の輪に入っても結局、大人の僕は退屈になるのだろう。

 

子供と大人の世界はちがう。

子供は親から学び、親は子供から学ぶ。

学ぶ根本的な内容は少し違う。

それが何か今は、うまく表現できないけど、

とにかく僕は幸せだ。

それだけは言える。

 

娘に「痛いの痛いの飛んでいけ〜」。

こけて痛いはずなのに、その一言で笑って走り出す。

とても単純な娘だと思いつつ、

そんな娘に憧れる今日この頃。